公益通報・法的対応

🟦“利益相反”と二次被害の放置──組合への再要請と説明要求(記事No.17)

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※本記事は勤務時間外に現職公務員として市民目線から記録した制度検証であり、所属機関の見解を代弁するものではありません。


🔷 組合からの回答受領(2025年11月10日)

2025年9月24日付で提出していた、
**『制度不全に関する組合見解の再考と緊急要請の再申入れ』**に対し、11月10日午後、糸満市職員労働組合からの正式回答を受領しました。

回答要旨は以下のとおりです:

✅ 組合回答の要点

論点回答内容
委員会開催や人選に関する申入れ市の人事課が所管する事務のため、組合の直接介入は困難
私の状況認識心身の負担については十分認識している
今後の対応当局に説明責任を求める姿勢を表明
支援姿勢今後も私の意向を尊重し、可能な限り支援を行う

🔍 所見と制度的・倫理的観察

本回答は形式上、丁寧な表現を用いつつも、核心である制度の構造的欠陥と継続的二次被害への対応を回避する内容となっており、以下の点で重大な懸念を感じざるを得ません:

  • 要請の趣旨が「市の事務への介入」と誤解されている
  • 実際には「制度の公正性を守る意思表明」としての抗議を求めたもの
  • 被害申告者の訴えを静観する姿勢が、「組合の倫理的責務」として問われる状況

📨 再要請通知の送付(2025年11月19日)

こうした状況を受け、本日11月19日未明、以下の主旨で再要請通知
**『制度不全・二次被害への抗議対応に関する再要請と判断経緯の説明依頼』**を組合宛に正式送付しました。

✅ 再要請通知の要点

論点内容
要請趣旨の訂正市の制度運営に介入せよではなく、制度不備への抗議表明を求めた趣旨
組合対応の限界「当局への説明責任要求」だけでは、現在の被害を救済できない
判断経緯の説明要請9月24日通知の各要点に対する受け止め・協議内容の説明を求める
喩えによる訴え被害申告者に手を差し伸べず静観する姿勢は「いじめを見守る親」に等しい
再要請内容抗議・要望書の提出/検討プロセスの公開/制度是正への協働要請

📌 現在の活動状況

  • 組合には 再要請通知(2025年11月19日0:13) を正式送付済み
  • 市側からは、2025年10月24日付で送付した
    👉《10月6日総務部長回答・10月15日公益通報調査結果通知に対する抗議・是正措置要請》
    に対して、現時点まで一切の実質的回答が得られておらず、組織側の対応が明確になっていない状況が継続しています。
  • その他の制度是正・対応経緯に関する一連のやり取りは、以下にて一覧公開中:
    👉 ブログ記事一覧(糸満市制度問題・対応経過)

🎯 今後の注視ポイント

  • 組合からの再回答有無とその内容(誠実性・説明責任)
  • 市の制度運用方針の見直し対応(または無対応継続の是非)
  • 必要に応じた、外部機関(労基署・総務省等)への構造通報・相談も検討

📝 最後に

今回のやりとりは、「制度を正しく運用させるために、労働組合がどうあるべきか」を問い直すものです。

制度の構造に声を上げることは、市職員全体の利益に通じる行為です。
私は「対立」ではなく、「協働による是正」を一貫して願っています。

—— 組合もまた、“公正な制度”の守り手であることを、私は信じています。


📘 関連リンク:

👉 制度不全に関する組合見解の再考と緊急要請の再申入れ(記事No.2)(2025年9月24日)
👉 【通知要点公開】公益通報調査結果への抗議と是正措置の要請について(記事No.8)(2025年10月24日)

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