(2025年9月24日付/宛先:糸満市職員労働組合 執行委員長/組合執行部各位/情報共有:副委員長・書記)
📄 要約
本通知は、糸満市のハラスメント調査制度の構造的な不備(利益相反状態)に関し、
職員労働組合に対し制度見解の再考と緊急対応を求めた再申入れです。
要請の目的は、「個人の案件への介入」ではなく、
制度そのものが趣旨から逸脱し、全職員の利益と制度信頼性に関わる公益的問題であることを共有する点にあります。
🔹 要請の主旨
- 制度の構造的不全(利益相反)の是正
申立対象者が調査主体を兼ねるという利益相反状態で制度が運用されようとしており、
これは厚生労働省の指針および公益通報制度のガイドラインに反する重大な不備である。 - 組合見解の再考
組合が本件を「個別申立て」として静観している見解を改め、
制度全体の公正性・透明性を守る立場から是正を求める行動を取るよう要請。 - 緊急対応の必要性
「団体交渉で検討」とする姿勢では、進行中の不適切な委員会開催を静観することとなり、
職員の権利侵害と制度破綻を招く危険がある。
早急な制度是正が必要である。
⚖️ ガイドライン・法令等の根拠(通知内明示)
- 厚生労働省「職場のパワーハラスメント防止指針」
- 公益通報制度ガイドライン
- 地方公務員法第52条(職員の利益保護)
(上記3点はいずれも通知文中に明示的に記載) - 併せて「事業主の安全配慮義務」にも触れられているが、法令名・条番号の明示なし。
💬 通知内で示された要請事項
- 制度枠組みが利益相反状態にあるという事実を再確認し、認めること。
- 委員人選の中立性を組合内部で再検証し、必要に応じて再考すること。
- 市の制度運用の是正を求める「緊急申し入れ」を行うこと。
- 上記申し入れの実施有無について、速やかに通知すること。
🧭 通知の位置づけ
本件は、組合からの回答(9月22日)を受けたうえで提出された**再要請(再申入れ)に該当します。
趣旨は、制度運用における「構造的な利益相反の是正」**を目的とし、
職員全体の安全と制度信頼の回復を図るものです。
💬 論点整理(通知およびX投稿より)
私と組合との論点整理:緊急対応の必要性
◆ 私:制度が公正性を欠く不正状態、再構築は急務。
◆ 組合:個別申立として静観、注視にとどまる。
→ 制度悪用の危険放置は不可。職員保護の立場が分岐。
🪶 公開の目的
本要約は、通知原本の全文を掲載するものではなく、
制度運用のあり方を市民・職員が理解し、
**「制度の公正性と組合の役割」**を考えるための公益的共有を目的としています。
個人名・内部手続・非公開情報は含まれていません。
内容は通知文原本(2025年9月24日付)に基づくもので、
原本については現時点で開示していませんが、
公益目的または法令上の確認が必要な場合には、適切な範囲で対応可能です。
関係者・市民の皆さまからの建設的なご指摘・補足・情報提供を歓迎します。
制度信頼の確保に向けた議論を共に深めていければ幸いです。