制度不全・ハラスメント

🟦【近況報告】休職中でも休めない──人を削るのは“仕事量”だけではなく、“未確定”だった(記事No.37)

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※本記事は、勤務時間外に「市民の立場」から制度運用を検証・記録したものです(所属機関の公式見解ではありません)。個人攻撃を目的とせず、個人情報等は公開時に伏字とします。
※本記事は、私個人の療養・就労配慮に関わる経過を含みますが、医療情報の詳細を公開することを目的とするものではありません。制度運用上の不透明さや、当事者負担の構造を記録・整理する趣旨で記載しています。

はじめに──休んでいても、休めるとは限らない

休職中であれば、仕事から離れて休めるはず。
外から見れば、そう見えるかもしれません。

けれど実際には、休職していることと、安心して休めることは、同じではありませんでした。

現在、私は休養を要し、就労上の配慮が必要な状態にあります。
ただ、この記事で書きたいのは、病状の細部ではありません。

今回記録しておきたいのは、
人を削るのは、仕事量そのものだけではなく、“何が決まっていて、何が未確定なのか分からない状態”でもある
ということです。

私はこの間、感情的に押し返すのではなく、できるだけ淡々と、
期限、手続、取扱い、判断主体を確認し、書面で残すことを優先してきました。

それは相手を責めるためではありません。
自分自身が、これ以上余計に崩れないためでもあります。

この間に起きていたこと

3月8日の記事では、監査補正や情報公開の「期限」と「記録化」について書きました。
その後も、手続は止まらず、いくつかの動きが続いています。

監査に関しては、陳述の対象や運用が示され、私は必要資料を整理し、差替版の陳述要旨や証拠一覧を提出しました。受領確認も含め、後で検証できる形を意識して進めました。

一方で、勤務の取扱いに関しては、診断書の内容をどう位置づけるのか、既に処理された休暇等をどう整理するのか、今後の扱いをどう明確にするのか、といった点が、私にとって大きな問題として残りました。

ここでしんどかったのは、単純な業務量ではありません。
判断や整理が未確定のまま続くことでした。

人を消耗させるのは、“多忙”だけではなく“未確定”でもある

体調を崩したとき、周囲からは「まずは休んでください」と言われることがあります。
その言葉自体は、間違っていないと思います。

ただ実際には、休むためには前提条件があります。

  • 自分の現在の取扱いがどうなっているか
  • すでに行われた処理がどう整理されるか
  • 今後の見通しがあるか
  • 連絡や判断が、誰の責任で、どの時点で示されるのか

こうした点が曖昧なままだと、当事者は「休むこと」そのものに集中できません。

私自身、今回の経過の中で感じたのは、
負担になるのは“何かをすること”だけではなく、“どうなるのか分からない状態が続くこと”でもある
ということでした。

それは単なる気持ちの問題ではなく、安心して休養するための前提に関わる問題だと思っています。

“説明すること”より、“未確定を減らすこと”が必要だった

以前の私は、相手にきちんと分かってもらおう、整合的に対応してもらおうと、説明や説得に力を使いがちでした。

もちろん、それ自体に意味がないとは思っていません。
ただ、体力も気力も限られる中では、説明に多くをかけるほど、自分が削られていくことがあります。

そこで今は、少し方針を変えています。

  • 何が確定しているか
  • 何が未確定か
  • 誰の判断か
  • いつまでに示されるのか
  • 受領・送付の痕跡が残るか

この点を中心に、できるだけ書面で残す。
それが、今の自分を守るうえで、いちばん現実的な方法だと感じています。

近況として伝えたいこと

今の私は、何もかもが止まっているわけではありません。
むしろ、休養が必要な状態だからこそ、余計な消耗を増やさない進め方を選ぶ必要がある、と考えています。

その意味で、最近の動きは私にとって、単なる事務連絡のやり取りではありません。

  • 監査では、後で検証できる形を残すこと
  • 開示では、制度上のルートで資料を取りに行くこと
  • 勤務取扱いでは、曖昧なままにしないこと

この3つは別々ではなく、全部つながっています。

そして、こうした**“つながった不透明さ”**こそが、当事者を静かに消耗させるのだと思っています。

それでも、残る形で進める

制度がうまく回らないとき、当事者は「怒る」か「諦める」かの二択に追い込まれやすいように思います。

でも、もう一つの選択肢があります。
それは、残る形で進めることです。

すぐに全部が解決しなくてもいい。
まずは、

  • 何が決まっているのか
  • 何がまだ決まっていないのか
  • 誰が判断するのか
  • こちらは何を、いつ、どう出したのか

それを記録として積み上げる。

それは相手を困らせるためではなく、
誤解や行き違いや、あとからの「そんなつもりではなかった」を減らすための作業です。

そして同時に、当事者である自分自身を守るための作業でもあると思っています。

おわりに──休むためにも、「未確定」を減らしていく

私は、誰かを一方的に責めたいわけではありません。
ただ、制度や運用の側に曖昧さがあるとき、その負担は当事者に集中しやすい、ということは記録しておきたいと思っています。

休職中でも休めない。
その理由は、仕事量だけではありませんでした。

本当に人を削るのは、
何が決まり、何がまだ決まっていないのか分からないまま、見通しの持てない状態が続くこと
だったのだと思います。

だから私はこれからも、感情で押し返すより先に、
期限、手続、取扱い、判断主体を、残る形で整えていきます。

同じように、体調そのものだけでなく、周囲の不透明さによって消耗している人がいるなら、まずは「全部解決すること」より、
何が確定していて、何が未確定かを書き分けること
から始めてもよいのかもしれません。

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※本記事は、勤務時間外に、現職公務員として「市民の立場」から制度運用を検証し記録したものです。所属機関の公式見解ではなく、制度改善と公的記録化を目的としています。
※特定の個人を評価・中傷する目的ではありません。記載は「制度・手続の整理」と「私の方針」を中心にし、個別の相手方や証拠の細部は扱いません。
※個人情報(住所・電話・メール等)や受付番号・管理番号等は、公開時には原則マスキング(伏字)します(原本は手元保管)。
※本記事は、医療情報の詳細を公開するものではありません。必要な休養や就労上の配慮が必要な状態にある、という範囲にとどめます。
※以下は、私が受領・確認できた範囲に基づく要約と、私の理解の整理です。事実関係に誤りが判明した場合は、訂正します。

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